ライフイベントを満喫したい女性エンジニアへ

女性エンジニアのライフイベントに関連する課題は?

忙しい女性エンジニアへ、ライフスタイルを満喫してもらうための転身法

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ライフイベントに関連する働き方の課題

ライフイベントに関連する働き方の課題

出産・育児時期の仕事

IT業界は日々進化しており、忙しいというイメージが多いと思います。実際、特に繁忙期は残業や休日返上で業務に取り掛かる必要も出てきたりと、忙しい業界です。その中で出産や育児などといったプライベートと仕事の両立は果たして可能なのでしょうか。
業務時間が長い、多忙であることが多い上、男性の比率も多く女性は全体の7%と言われております。その中で女性エンジニアが子育てをしながら働くというスタイルが定着していない、制度や体制が不十分という企業も多く見られ、出産や育児の両立はかなり難しいと言えます。出産で長期休暇を取る必要が出てきた場合、長い間プロジェクトから離れなければいけません。出産後も子供中心の生活となる為、残業や休日出勤ができず、子供の急病等で休みがちになることも多い女性にとって、多忙な業務を時間内で行うことは難しいです。
また、エンジニア職は常に新しい技術を求められる職種でもあるので、現場を離れることで自身が持っていたスキルが古くなり、戻りづらいという現状もあるようです。育児をする女性に不当な解雇や降格を行うなどといった企業の問題も聞かれるようになりました。出産や育児をこれから経験する女性や、すでに子育てをしているママにとって、それをサポートする制度が確立されていないのが現状で、女性の活躍や少子化問題を解決する上で重要な課題となってくるでしょう。

復職について

妊娠や出産をきっかけに退社してしまう女性がいる一方で、産後も育児と両立しながら仕事に復帰したいと考えている女性も少なくありません。できるだけ出産後も働きたいと考えている方は、お勤め先の産前産後休業や育児休業制度などの利用を検討します。いずれも労働基準法で定められているため、これらの休業を取っても企業は当人に対して解雇できない法律になっていますが、やはり長く現場から離れることになるので、休職や復職に関するトラブルは多いようです。
まずは休職することが可能か会社と相談し、その会社に戻りたいのであれば復職する要望を出します。復帰してからも同僚にサポートしてもらい、無理のない範囲で働く方法を探します。しかし、復職はしたものの、プライベートと仕事の両立が難しく、エンジニアという職を辞めて別の職種へキャリアチェンジする方も少なくありません。今までは仕事一筋で頑張ってきた女性も、子供が生まれることで家庭と仕事のワークライフバランスを考えることが必要になってきます。両親に子供の面倒をある程度見てもらえるような状況や、保育園に預けられるような環境であれば、日中は仕事に専念することもできますが、ある程度自分で子供の面倒を見なければならなくなると、家庭中心となり仕事ができる時間も限られてきます。企業側の理解も必要となってきますが、子育て中の女性エンジニアが十分に仕事と家庭を両立できるケースは、まだまだと言えるでしょう。
様々な働き方がある昨今、派遣という選択肢もあります。また、エンジニア職を継続する以外にも、同業界内で職種を変更したり、異業界へ転身したりと、パターンもいろいろありますが、ブランクの長さやスキル、ご自身の希望から状況に合った仕事に就業することもできます。

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