ライフイベントを満喫したい女性エンジニアへ

ライフイベント期はこそ周囲とのコミュニケーションを意識

忙しい女性エンジニアへ、ライフスタイルを満喫してもらうための転身法

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ライフイベント期を乗り越えるためのコミュニケーション術

ライフイベント期を乗り越えるためのコミュニケーション術

理解・協力を引き出す報連相の技術

女性エンジニアとして活躍していくなかで、結婚や出産、育児といったライフイベントにより働き方が一時的に変化することもあるでしょう。その際大切にしたいのは、チームメンバーの不安を取り除くことです。単に「時短勤務に変更になります」と伝えるだけでは、周囲の人の不安を解消することは難しいです。特に男性職員は、女性のライフイベントに対する実感が薄い場合があるため、仕事への影響と対策を具体的に伝える必要があります。
報連相のポイントとして、まず意識したいのが報告するタイミングです。時短勤務などで働き方に変化が生じる際は、できるだけ早く周囲の人に伝えることが重要です。早く伝えることで、業務の引き継ぎ期間に余裕が生まれるでしょう。 働き方が変わっても仕事への意識や責任感は変わらないことを明確に示すことも大切です。「このプロジェクトは最後まで責任を持って完遂します」といったひと言が、周囲の信頼感を維持することに繋がります。この一貫した姿勢が、協力体制を築くコミュニケーションの基盤となるでしょう。

キャリア停滞を防ぐためのアピール方法

ライフイベントを控えている、あるいは子育て中の女性は、無意識のうちに「重要なプロジェクトを任せにくい」というバイアスをかけられがちです。キャリア停滞を防ぐためには、自身が重要な戦力であり続けることを、積極的にアピールする必要があります。
まず意識したいのが、ロジカルな意見の提示と成果の数値化です。男性中心の会議では、感情論や曖昧な意見はどうしても埋もれてしまいがち。自分の意見や提案は、ロジカルな根拠に基づいて提示しましょう。仕事の成果についても、どれだけ頑張ったのかを伝えるのではなく、具体的な数値を挙げながらアピールするのがポイントです。特に時短勤務やリモートワークなどでコミュニケーションを取る機会が少ない場合、自分の貢献度を客観的に示す数値は非常に重要です。

プライベートを守る上手な「No」の伝え方

仕事と家庭を両立していくには、プライベート時間を守るための境界線が不可欠です。しかし、急な依頼や残業に対して「できません」と即答するのは気が引ける、関係性を損なうのではないかと不安になる、という方もいるでしょう。
人間関係を円滑に保ちながら境界線を守るには、代替案の提示が鍵となります。ただ「できません」と伝えるのではなく、「この方法であれば、対応可能です」と伝えることで相手に安心感をもたらすことができるでしょう。さらにおすすめなのが、代替案と協力依頼をセットで伝えること。 「申し訳ありません。〇時以降は離席しますが、明日朝一番に対応します。それまで〇〇さんに見ていただくことは可能でしょうか?」とお願いすることで、周囲の理解を得やすくなるでしょう。

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